モノを手放すことを続けていくうちに、ふと気づいたことがありました。
手放すべきものは、モノだけじゃないのかもしれないと…。
きっかけは、学生時代からの友達のことでした。
突然、連絡が取れなくなった
その友達は、数少ない大切な友達のひとりでした。学生時代からの付き合いで、社会人になってからも連絡を取り合っていたし、お互いの結婚式の出席はもちろんのこと、しょっちゅう私の家でお茶をしたりショッピングに行ったりする…そんな関係だったんです。
ある日を境に、突然連絡が取れなくなりました。最初は「忙しいのかな」と思っていました。仕事が忙しい時期なのかもしれない、体調が悪いのかもしれない——そんな風に、自分に言い聞かせながら待っていました。
でも、電話をかけても出ない。メールを送っても返ってこない。そんな日々が続いて、だんだんと気づいてきました。
「もしかして、縁を切られたのかもしれない」
理由はわかりませんでした。何かしてしまったのか、気に障ることがあったのか。思い当たることを必死に考えたけれど、答えは出なくて。それでも諦めきれなくて、何度も連絡を取ろうとしました。電話、メール、何度試みても、すべて無視されて。
あのころの自分は、毎日モヤモヤとした気持ちを抱えながら過ごしていました。「なぜ?」「どうして?」という疑問が、頭の中をぐるぐると回り続けていて。答えのない問いを繰り返しながら、それでも彼女のことを思い続けていました。
受け入れるまでの2年間
今思えば、早い段階で気づいていたのかもしれません。でも、認めたくなかった。それほど大切な存在だったから。
電話をかけるたびに、メールを送るたびに、「もしかしたら返事が来るかもしれない」という淡い期待を持っていました。でも返事は来なくて。その繰り返しの中で、じわじわと、気持ちの整理をしていきました。
彼女にとって、私の存在が要らなくなったんだろうな。
そう理解できるようになるまで、2年という時間が必要でした。
長かったような、あっという間だったような。でもその2年間は、決して無駄じゃなかったと思っています。自分なりに向き合って、悩んで、泣いて、それでもなんとか前を向こうとしてきた時間だったから。その経験があったから、今の自分がいると思っています。
今、思うこと
2年という時間をかけて、ようやく気持ちの整理がつきました。
理由も何も言わずに無視をする人は、もう友達じゃないんだな…と思えるようになって。最初はショックで悲しくて、自分を責めることもありました。「私のどこがいけなかったんだろう」「何か傷つけてしまったのかな」と、何度も自問自答を繰り返して。
でも今は、不思議と穏やかな気持ちでいられます。
今、強く思うのは
自分の傍にいてくれる人たちだけを、大切にしていきたいということ。
連絡をくれる人、会いたいと思ってくれる人、傍にいてくれる人。そういう人たちとの縁を、これからは丁寧に育てていきたいと思っています。縁というものは、お互いが大切にし合ってこそ続いていくものなんだなと、この経験を通じて心から感じました。
人間関係も、身軽に
モノを手放すことで、暮らしが身軽になってきました。そして人間関係も、同じなのかもしれないと感じています。
大切にしたい人との縁は、しっかりつなぎとめる。でも、自然と離れていく縁は、無理につなぎとめなくていい。それは冷たいことじゃなくて、自分の心を大切にすることなんだと、今はそう感じています。
モノも人間関係も、「本当に大切なものだけを持つ」という点では同じなのかもしれません。
モノに囲まれた家から、少しずつ抜け出してきたように。無理な人間関係をつなぎとめようとしていた自分からも、気づけば抜け出せてきました。
手放したのは、モノだけじゃなかった。人間関係も身軽にしていくことで、暮らしも心も、少しずつ整ってきている気がしています。
何が自分にとって大切なのか、その見極めをしっかりしながら、これからも生きていきたいと思っています😊


